久しぶりに父に電話を入れた
相変わらず少年のような男だ
いつまでも少年の心を持った男性がイイ、なんて口にする女性は多い
しかし少年のような父を持つ子供は不幸である
そして少年のような夫を持つ妻もまた不幸である
謎の母は天真爛漫でいつでもお花畑でスキップしている
少女のような人だった
謎は3人兄妹の真ん中
母は3人の子供を育てたのだが
30年以上も躁うつ病に苦しめられている
精神障害者1級、長い事入院もしていた
選んだ相手が悪ったのは認めるが、幸せな人生を送るために
考え方、見る角度を変えるべきだと言い続けてきたが
最近は謎も何も言わなくなった
見守るというか諦めるというか
可哀想だが自分で気が付く意外無いのだ
首に包丁を刺し、自殺を図ったこともあるのだが有難いことに今も生きている
死にかけていかに幸せなのかに気が付いた謎なのだが、死にかけても気が付かない人もいるのだ
そんなお粗末な両親なのに、諦めきれない自分がいる
お粗末すぎるが愛する両親なのだろう